初めての海外一人旅記
今年三月、次女の所に引越しの荷ほどきに、ドイツ・シュトウットガルトまで行くことになりました。一人では心細いということで、道連れをさがしましたがそう簡単に見つからず、意を決して一人で行くことになりました。行けば可愛い四歳の孫が待っていてくれる!それのみが心の支えです。
葡萄畑や森林の連なる丘陵に囲まれた谷間の都市シュトウットガルトは人口56万の州都だそうです。札幌を出てからまる1日かかり何とかジェスチャーと片言のドイツ語といっても単語(殆んど通じていないでしょう)で無事到着。荷ほどきの合間
をみては孫と近くの公園やウーバンという電車での中心部への買い物、丘の上にあるタワー(テレビ塔)、中央駅近くの宮殿公園、更にミュンヘン郊外にあるグムント
(この地は娘のダンナのご両親が住んでいる)への小旅行、等々行くところ行くところには散策路、林、湖、があり名所観光地に行かずとも、自然は街並みと溶け合い家々とも自然と溶け合い、見るもの皆絵葉書の絵の様でした。
公園にはリスが身近で見られ、名前が分からない小鳥達が綺麗な声でさえずっていました。札幌ではスズメ、カラス、ドバトはどこでも見られるものですが、シュトウットガルトでは見ることがありませんでした。住宅の周りや公園には春の花が早くもそこかしこに咲いてとても綺麗でした。
鳥の話題を押しのけてしまいますが、私にとって慣れない事がありました。公園にトイレがありません。三月は未だ少し肌寒い毎日、用を足すには近くのレストラン、
ホテル、ガソリンスタンド等のお世話になるのです。札幌に住んでいる私にはとても考えられないものでした。また、屑篭もほとんど置いてなく、ゴミは持ち帰り。家庭
生活においても、ゴミの分別が厳しくて出す量にも制限があるようでした。
ストアー、パン屋、雑貨店、娘達の住む町は住宅街なので小さな店です。そこに買い物に行くと、日本のストアーでは当たり前の発泡スチロールトレーにラップで包装されているものはなく、殆んど紙袋に包んで渡してくれます。さすがケーキの時は家に帰るまで崩れないかととても大変でした。簡素で、持参のショッピングバッグがなければ袋は有料でした。
三週間が過ぎ三月の末帰る頃には、これらのことにも慣れて楽しい思い出もたくさん持って帰路となりました。シュトウットガルト中央駅で彼らと別れ、電車でフランクフルト空港まで、そして空港の広い中を何とかANAの窓口を探し出し、搭乗手続きを済ませパスポート検閲所、荷物検査等々をこなし、搭乗口までの長い通路(慣れないのでそう感じたのです)を歩きANAの飛行機を目前にした時は正直言ってホッとした事は言うまでも有りません。
三週間のドイツ・シュトウットガルト旅行は色々なことを考える旅でも有りました。
地球の環境を考える大きなテーマを、一人一人が出来る小さいことからはじめる事、それがこの旅で得た一番の体験でした。
